CAD(キャド)オペレータ初心者講座 差

初心者講座 「差」

3次元CADの集合演算「差」

3次元CAD(キャド)の加工コマンドの一つ集合演算の「差」です。これもフィレットと同様によく使います。これにより結構複雑な形状の物体のも基本形状から完成させることができるのです。 集合演算には2つの物体を使いますよ。

  

   
直方体と球体です。集合演算に使います。
集合演算には2つの物体を使います。今回は直方体と球体を使って、どうなるのかみてみましょう。画像上にマウスを持っていくと、画像がシェーディングされた状態になります。(ポップアップブロックされている方の場合は変わりません。このサイトのみ許可してください)
まず、直方体と球体を重ねます。
まず、直方体と球体を重ねます。これにより、直方体と球体が一体化したような感じになったのはわかるでしょうか? 見にくい場合は画像上にマウスをもってきてください。
集合演算の差です。今回は「球体引く直方体」
重なった状態で集合演算の「差」をすると画像が変わったのがわかるでしょうか? わかり難い場合はマウスを画像のほうへ!
集合演算の「差」には順番がある!

集合演算の「差」は引く順番によって、形状がことなることがあります。例えば、上記の場合は「球体-直方体」で「差」をとりました。では、「直方体-球体」だとどーなるのでしょーか?以下で試してみましょう!

「直方体-球体」です。
「直方体-球体」だと全然別の形になっちゃいましたー。なんだか直方体に隕石が衝突して、えぐれた感じになっています。

「差」は「和」よりも少し面白かったのではないでしょうか?実践では、差をとる順番を間違えて全然別の形になったりすることがよくあります。笑っちゃうくらいへんな形になっても、その時は気付かずに進めてて、後で気付いてパニックになることが……。
ところで、「差」に関しては実践1の1番最後の画像を見たほうがわかり易いと思いますので、リンクを貼っておきましょっ >>3次元CAD(キャド)の実践1(差の参考にドウゾ)

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